ガラスの持つ素晴らしい特性(透明性、剛性、耐薬品性、耐汚染性、耐熱性、耐腐食性、高絶縁性、耐光沢性、耐水性、撥水性、不燃性、等)を生かし、今まで存在しなかった常温でガラス膜を生成する事の出来る、液体ガラス・ガラスコーティング剤『シラグシタール』が開発され、タイルや便器、墓石、ステンレス、アルミ、フローリング、フェンス、プラント配管等の塩害防止(防食対策)、汚染防止、美観維持等に広範囲な利用がなされる様になりました。
※シラグシタールは主剤と触媒(硬化剤)の2液を混ぜるタイプ(シラグシタール-B4373)と主剤溶剤混合の1液タイプ(シラグシタール-A6200)があります。
※シラグシタールを塗布することによって耐候性・接着性・防錆性・耐透水性・耐吸水性・耐酸性・塩基性・耐アルカリ性・耐溶剤性・不燃性等の効果があります。
シラグシタールには、金属類の錆止め・金属、樹脂、木材等のキズの防止・紙、布、木材、コンクリート、セラミック等の防水と撥水・コンクリートやセラミックの表面強化・燃えやすい物質の耐火度アップ・酸、アルカリ等の薬品からの保護・電気の絶縁、帯電防止・木材の変色やカビの防止・亜鉛引き鋼材の防錆等の効果がありますが表にすると下記のようになります。
コーティング対象物 | コーティング効果 |
---|---|
鉄 | 耐候性、防錆性、耐酸性、耐磨耗性、絶縁性 |
アルミニウム | 耐候性、耐酸性、耐磨耗性、絶縁性、遠赤外線放射 |
ステンレス | 耐候性、高温耐酸性、帯電防止 |
塗装面 | 耐候性、高温耐酸性、防カビ性、帯電防止 |
セメント | 防水性、防カビ性、耐酸性、耐磨耗性、クラック防止 |
木材 | 防水防湿性、防虫性、硬質化、準不燃 |
紙 | 防水防湿性、防虫性、硬質化、遠赤外線放射 |
繊維 | 防水防湿性、防虫性、硬質化、遠赤外線放射 |
耐火物 | 耐熱性、溶融金属離型性、遠赤外線放射 |
※注意事項:
セメントやモルタル等は弱酸性液(炭酸水等)でアク抜き後、水洗浄し乾燥してから常温ガラスコーティングしてください。
出来ればテスト塗布して確認してください。
・指触乾燥(気温20℃)2~3時間
・不燃性造膜 40時間(膜厚によりことなります)
・標準硬化(硬度H~2H)24時間
・耐水性造膜 24時間(膜厚によりことなります)
・完全硬化(硬度5H)6日
・耐溶剤性造膜 3~6日(膜厚によりことなります)
品名 | 特徴 |
---|---|
シラグシタール-B4373 | 多目的コーティング用 (標準タイプ) |
シラグシタール-B4373(B) | 多目的コーティング用 (ガラス膜硬化遅延型) |
シラグシタール-B4373(C) | 多目的コーティング用 (ガラス膜透明タイプ) |
シラグシタール-B4373(BN) | 落書き防止用 |
シラグシタール-B4373系 | 1Kgセット 4Kgセット 15Kgセット |
---|
工程 | コンクリート・モルタル面 | 金属面 |
---|---|---|
下地処理 | 表面劣化・突起物・ホコリ油汚れ除去・クラック・凹凸部の補修はモルタル中の樹脂量の少ない物を使用・多量の含水・表面濡れは乾燥処理をします。 |
黒皮・錆・油汚れ等を完全除去 |
使用機器 | ヤーブラシ・バフ・サンダー・サンダーブラスト・ウォターブラスト |
|
プライマー処理 | 吸い込みが多い物や鏡面状態の物にはプライマー処理を行ないます |
工程 | コンクリート・モルタル面 | 塗布量 | 膜厚 | 塗重時間 |
---|---|---|---|---|
下塗り |
シラグシタール-B4373 |
40g/m2 |
10~20μm |
4時間~7日間 |
上塗り |
シラグシタール-B4373 |
40g/m2 |
10~20μm |
4時間~7日間 |
養生 |
24時間以上 | |||
使用機器 |
ハケ、ローラー、エアレススプレー |
工程 | コンクリート・モルタル面 | 塗布量 | 膜厚 | 塗重時間 |
---|---|---|---|---|
下塗り |
シラグシタール-B4373 |
30g/m2 |
10~20μm |
4時間~7日間 |
上塗り |
シラグシタール-B4373 |
30g/m2 |
10~20μm |
4時間~7日間 |
重防食を目的とする場合は、一層塗り増しして下さい。 | ||||
使用機器 |
ハケ、ローラー、エアレススプレー |
●主剤は使用前に十分攪拌して均一にして下さい。
●硬化剤は空気中の水分と反応する性質がありますので、密栓して冷暗所に保存してください。
●シラグシタール-B4373,(B),(C)は希釈剤を必ずしも必要としませんが、使用する場合には必ずIPA(イソプロピルアルコール)をご使用ください。
希釈割合は主剤・触媒100に対してIPAは0~30です。
IPA以外のものを使用しますと塗膜性能が出ない場合があります。
●開缶後は速やかに使用し、残りは缶に残さないで下さい。
●ハケなどの塗布器具は湿気硬化対策が必要です。
●皮膚に付着した場合は、石鹸で洗ってください。
●吹き付け作業時は、マスク、防護メガネ等の保護具を使用してください。
●万一目に入った場合は、直ちに充分な水で洗った後、医師の診断を受けてください。
〒130-0025 東京都墨田区千歳1-8-14
TEL:03-3635-1111 FAX:03-3635-1119
〒252-0331 神奈川県相模原市南区大野台3-31-10
TEL:042-755-1210 FAX:042-768-8183